試行錯誤しながらの子育て奮闘記<エピソード#2:か~づ~た~け~>

カテゴリー:コラム

投稿日:2020年8月12日

ハッピーコミュニケーターの長縄史子です。

子育てはハプニングだらけ。後になって笑えることも、その時ばかりは笑えない。

試行錯誤しながらの子育て奮闘記。子どもとのエピソードを交えてご紹介します。

 

<エピソード#2:か~づ~た~け~>

 

“魔の○歳児“とよく言いますが、

息子は2歳も3歳もその後も魔の時間が続いています(11歳の今も現在進行形~)

良く言えば自分を持っている。しかし、悪く言えば我が強い。

 

特に保育園や幼稚園に通う前の時期は、

子どもと“密”です(三密から離れたいと思うときもあります)。

コロナの影響で休校になったときには、少し大きくなった子どもと乳幼児の頃のような“密”だった人も多いのではないでしょうか。

私もその一人。休校中は、ずっと子どもと一緒でした。

 

一人遊びをしてくれている間は楽ですが、子どもの行動は思いつき!

えっ今?という時に遊びに取り込まれ、巻き込まれたら最後。何もできなくなります(笑)。

 

息子が3歳頃のこと。一人遊びが始まり、楽をしていたのも束の間。

様子を見たら、あれもこれもそれも出しているではありませんか!

床にはおもちゃ、本、ぬいぐるみ…

 

「片付けようよ」と言っても、イヤイヤか無視!

 

息子「今これで遊んでいるの!」

私「じゃぁ、こっちはしまおうよ」

息子「ヤダ!まだ遊ぶの!」

私「今は使っていないよね」

息子「後で遊ぶの!」

 

息子は平然、私イライラ…

最初はそんなやり取りをして、上手くいかずに撃沈していました。

冷静に考えたら、今すぐ片付けなくても問題は無かったりするんですよね。

 

イライラの原因は、べき思考と言われています。

「片付けるべき」「親の言うことを聞くべき」「口答えするべきではない」

親になると、いろいろな“べき”を子どもに求めてしまいます。

そして、“べき”の通りにならないと、イライラムカムカしてしまいます。

 

100%正しいと思っているのは自分だけで、誰もがそう思っているわけではないのですよね…それに“べき”って、自分の希望や欲求だったりします。

親の“べき”を押しつけられると、子どもは理不尽に思い、不信感を募らせてしまうこともあります(私は口答えしたくてもできない良い子ちゃんで育った長女だったので、息子が反論してくるとムッとする一方で、羨ましいなぁと思うことがあります)。

 

こうなったら、考えを変えるしかありません。

遊んでいるというなら、遊んでいる延長で片付けはできないものか?と。

 

そこで、息子のお気に入りのパペットを使って、

「うんしょ、うんしょ、このブロック重いなぁ」と言いながら、

パペットが片付けているように見せてみたのです。

そうしたら、「ボク手伝うよ!!」って、早速片付けを始めたではないですか。

 

当時、息子は片付けのことを“かづたけ”と言っていました(トトロのめいちゃんが、トウモロコシをトウモコロシ“と言っていたように【笑】)。

 

それ以降、片付けをする時は、

「かづたけしよう!」「か~づ~た~け~」が合い言葉になって、

パペットやお気に入りの人形を登場させて一緒に片付けをしていました。

 

もしかしたら親御さんの中には、信じている“べき”が強くて、

「子どもは親の言うことを聞くべき」「今すぐ片付けるべき」とか、

別に下手に出ているわけではないのですが「親が下手に出るべきではない」と

思う人もいるかもしれません。

 

もしその“べき”思考が原因で、朝から晩までイライラして不機嫌でいるとしたら…

それはもったいないなと思うのです。イライラは周りに伝染しますし。

 

もちろん、人間は感情の生き物ですので、イライラすることはあります。

感情的になって切り捨てたり、断ち切ることは簡単なこと。

でも、育て育むということにはどうしても継続的な関わりが必要となります。

 

私自身もそうですが、子育てで上手くいかずに“負けたな”と思うときって、

きっと、どうにかコントロールしたいという気持ちがあるときなんだよな…と思います。

 

正直にそういう思いがわいたとき、私は目的意識に立ち戻るようにしています。

何のためにそれをするのか?そのためには何ができるか?

前向きに考えることができるようになるからです。

 

子育ては、試行錯誤の連続。

上手くいかないことは上手くいくまで頑張るのではなく、

方法そのものを変えていくことも必要ですね。

 

“か~づ~た~け~”今となっては懐かしい思い出ですが、方法を変えてみる出来事でもありました。

 

長縄 史子

NPO法人心のケアステーション理事長。女性親子専門心理カウンセリングLa-Lumiere代表。応用心理士。アンガーマネジメントコンサルタント。アサーティブトレーナー。子育てママキラキラフェスタ共同主催。

一人一人が大切にされ、幸せに生きていける教育社会を目指して活動中。共著に『怒らない子育て』(永岡書店)、『ママのアンガーマネジメント』『イラスト版子どものアンガーマネジメント』(共に合同出版)等がある。

 

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本記事は十勝毎日新聞社「とかち子育て応援ラボ」の提供により掲載しています。
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