試行錯誤しながらの子育て奮闘記<エピソード#4:気持ちが落ち込むとき>

カテゴリー:コラム

投稿日:2020年10月21日

ハッピーコミュニケーターの長縄史子です。

子育てはハプニングだらけ。後になって笑えることも、その時ばかりは笑えない。

試行錯誤しながらの子育て奮闘記。子どもとのエピソードを交えてご紹介します。

 

<エピソード#5:気持ちが落ち込むとき>

 

息子は秋になると、気持ちが不安定になることがあります。

 

いつもはニコニコ元気いっぱいに過ごしているのですが、

急に塞ぎ込んだり、急にキレ始めたり…

感情の振れ幅が大きくなるのです。

 

この時期的な感情の波については、息子が4歳くらいの時に気づけたので、

その時から「魔の時期」と名付けて心構えをするようになり、私の気持ちも楽になりました。

 

毎年のように決まって起きるようなことには、何かしらの要因があることが多いと考えます。

 

息子の場合、推測できる大きな感情的トリガー(引き金)は不安、悲しみ、寂しさ。

 

過去、偶然にもこの時期に起きた大きな出来事を紐解くと、

 ①妊娠中、切迫早産で緊急入院をしたこと

 ②仲が良かったお友達が転校してしまったこと

 ③大好きな曾祖母が亡くなったこと

が重なるのです。

 

普段だと多少不安や悲しみや寂しさがあっても気持ちを切り替えていけるのでしょうけれど、

同じ時期にそれを感じる出来事があると、感情が余計に増幅してしまうのだろうなと思うのです。

 

息子が8歳の頃の話です。

いつもの元気がなかったある日、こんなことを言い出しました。

 

「あのね、プラスの気持ちとマイナスの気持ちがくっついちゃって、悪いことを思い出すんだ」と、息子。

(イメージとしては、シャボン玉にスライムがくっついて、落ちる感じ?!)

 

「どんな気持ちがぶら下がっちゃってる?」と聞くと、

先生の怒りがなかなか収まらず悲しかったこと

(息子自身、訴えたけれど上手く伝わらずに収まらなかったことが忘れられなかったようです)

ひぃおばあちゃんが亡くなって悲しかったことを思い出してまた悲しくなってしまったこと

お友達から嫌なことを言われて傷ついたことなど

を話してくれました。

 

どれも前の出来事なのですが、今でも心に突き刺さっているのだそう。

 

「それは何とかしなきゃね。じゃあ、悲しい気持ちは流しちゃおうよ、ね?」

 

そう言うと、「ひぃおばあちゃんのことは流したくない」と息子。

 

「それじゃあ、先生のこととお友達から嫌なことを言われて傷ついた悲しい気持ちだけを切り離して流しちゃおう!」

 

そう言ってイメージの中でバイバイしました。

 

8歳になると少しずつ気持ちも含めて言葉にして話をしてくれるようになり、

また自分でもお守りのようなものを持つなど、工夫をし始めるようになりました。

 

この頃はよく「キズナ」と名付けた幼稚園の頃に紙で作った木の葉をお守り代わりにしていたり、

自分が頑張れるための自作のオリジナルカードを作ったりしていました。

 

感情に良いも悪いもないですが、

どうしてもマイナス感情は気持ちが落ち込みます。

感情は流れるものだと考えていますが、成長と共に蓋をしたり溜め込んでしまって苦しくなる人もいます。

 

マイナス感情は、人として深みを増すことができるチャンスでもあると私は思っていて、

自分の感情と向き合うことは大切なことですし、溜めずに流していくことも必要だったりします。

 

「魔の時期」がやってきても、きっと息子は自分のチカラで乗り越えていけるようになるはず!!

そう信じながら、今年もやってくる「魔の時期」を迎えたいと思っているところです。

 

長縄 史子

NPO法人心のケアステーション理事長。女性親子専門心理カウンセリングLa-Lumiere代表。応用心理士。アンガーマネジメントコンサルタント。アサーティブトレーナー。子育てママキラキラフェスタ共同主催。

一人一人が大切にされ、幸せに生きていける教育社会を目指して活動中。共著に『怒らない子育て』(永岡書店)、『ママのアンガーマネジメント』『イラスト版子どものアンガーマネジメント』(共に合同出版)等がある。

 

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本記事は十勝毎日新聞社「とかち子育て応援ラボ」の提供により掲載しています。
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